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日本と何が違う?中国で部屋を借りる方法|在中日本人向け賃貸ガイド2026

 
中国で仕事、留学、駐在、長期滞在を始める際、最初に必要になるのが住まい探しです。
 
中国の賃貸契約は、日本と似ている部分もありますが、家賃の支払い方法、初期費用、公共料金、外国人の宿泊登記など、事前に知っておきたい違いがあります。
 
特に中国語に慣れていない場合、物件情報の確認、大家との交渉、中国語の賃貸契約書の確認に不安を感じることもあるでしょう。
 
この記事では、日本人が中国で部屋を借りる方法、日本と中国の賃貸市場の違い、契約前に確認すべきポイントを分かりやすく解説します。
 
中国の賃貸手続きを最初から詳しく確認したい方は、以下の総合ガイドも参考にしてください。
 
 
 

日本と中国の賃貸市場はどう違う?

初期費用の仕組みが異なる

日本の賃貸物件では、敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料などが初期費用として必要になることがあります。
 
東京都の外国人向け案内では、敷金は家賃1~3か月分、礼金は0~2か月分、仲介手数料は0~1か月分が一つの目安として紹介されています。また、契約時に連帯保証人または家賃保証会社を求められるケースもあります。
 
一方、中国では日本の「礼金」に相当する費用は一般的ではありません。ただし、家賃を数か月分まとめて前払いする契約が多く見られます。
 
中国の物件情報でよく使われるのが、次の表現です。
  • 押一付一:保証金1か月分+家賃を毎月支払う
  • 押一付三:保証金1か月分+家賃3か月分を前払いする
 
たとえば月額家賃が8,000元で「押一付三」の場合、入居時に保証金8,000元と3か月分の家賃24,000元、合計32,000元が必要になります。上海市政府の外国人向け案内でも、「押一付三」は保証金1か月分と家賃3か月分を前払いする方式として説明されています。
 
月額家賃だけではなく、契約日に合計でいくら支払う必要があるかを確認しましょう。
 
 

日本の「礼金」より、前払い家賃に注意する

日本で部屋を借りた経験がある人は、敷金や礼金を中心に初期費用を考えるかもしれません。
 
しかし、中国で重要なのは以下の項目です。
  • 保証金はいくらか
  • 家賃は毎月払いか、3か月払いか
  • 仲介手数料があるか
  • 管理費やサービス料が別途必要か
  • 水道・電気料金の区分は何か
 
「礼金がないから初期費用が安い」とは限りません。家賃を3か月または6か月分まとめて支払う場合、入居時の負担が大きくなる可能性があります。
 
支払い方法は大家によって異なるため、契約前に交渉できるか確認してみましょう。
 
 

保証人よりも、大家と物件の確認が重要

日本では、賃貸契約時に連帯保証人や家賃保証会社を利用することがあります。
 
中国の一般的な個人賃貸では、日本と同じ形式の保証人を求められないこともあります。その代わり、借りる側が次の点を自分で確認する必要があります。
  • 相手が本当の所有者か
  • 物件を貸す権利があるか
  • 転貸の場合、大家の許可があるか
  • 契約者と送金先の名義が一致するか
  • 外国人の宿泊登記に協力できるか
 
大家ではなく代理人や現在の入居者と契約する場合は、所有者からの委任状や転貸許可を確認してください。
 
 

家具・家電付きでも、設備の状態は統一されていない

中国の都市部では、ベッド、ソファ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどが付いた賃貸物件が多く見られます。
 
ただし、「家具・家電付き」と書かれていても、設備の新しさや管理状態は物件によって大きく異なります。
 
内見時には、次の設備を実際に動かして確認しましょう。
  • エアコン
  • 暖房設備
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • コンロ
  • 給湯器
  • シャワー
  • 排水設備
  • インターネット回線
 
壊れている設備がある場合は、入居前に修理するのか、交換するのかを大家と話し合い、契約書またはWeChatのメッセージに残してください。
 
 

水道・電気が「商業料金」の場合がある

中国の物件情報では、以下の表現をよく見かけます。
  • 民水民电:一般住宅向けの水道・電気料金
  • 商水商电:商業施設向けの水道・電気料金
 
「商水商电」の物件では、通常の住宅よりも水道代や電気代が高くなる可能性があります。
 
サービスアパートメント、ロフト、商住両用物件などを検討する場合は、家賃だけでなく実際の単価や過去の請求額も確認しましょう。
 
 

外国人は住所の宿泊登記が必要

中国でホテル以外のアパートや個人住宅に住む外国人は、居住先の宿泊登記を行う必要があります。
 
外国人本人または住居を提供する人は、原則として入居後24時間以内に、居住地を管轄する公安機関で手続きを行います。2026年3月には、国家移民管理局の公式サイト、NIA 12367アプリ、WeChatおよびAlipayのミニプログラムを利用したオンライン手続きも案内されましたが、実際の必要書類や手続き方法は地域によって異なる場合があります。
 
契約前に大家へ、次の点を確認してください。
  • 外国人の宿泊登記が可能か
  • 不動産権利証を提供できるか
  • 大家の身分証明書が必要か
  • 大家本人の同行が必要か
  • オンラインで手続きできるか
 
外国人の契約、必要書類、支払い、宿泊登記については、以下の記事で詳しく解説しています。
 
 
 
 
 

連絡や支払いはWeChatが中心

中国では、物件担当者や大家との連絡にWeChatが広く使われています。
 
家賃や保証金の支払いには、次の方法が利用されることがあります。
  • WeChat Pay
  • Alipay
  • 中国国内の銀行振込
 
修理、家具の交換、退去日、保証金返還などについて口頭で合意した場合も、WeChatでもう一度内容を確認し、書面の記録を残してください。
 
送金時には「〇月分家賃」「賃貸保証金」など、支払い目的を記載し、決済記録を保存しておくと安心です。
 
 

都市、エリア、予算を決める

中国の家賃は、都市だけでなく、勤務先や大学までの距離、地下鉄へのアクセス、建物の築年数、内装、エレベーターの有無などによって変わります。
 
物件を探す前に、次の条件を整理しましょう。
  • 月々の家賃予算
  • 勤務先や大学までの通勤時間
  • 地下鉄駅までの距離
  • 一人暮らしかルームシェアか
  • 短期契約か長期契約か
  • ペット可か
  • 外国人の宿泊登記が可能か
  • 家具・家電が必要か
 

中国の人気都市について知る

都市や居住エリアを決める際は、交通、生活環境、主要なビジネスエリア、大学の位置などを比較してください。
 
家賃だけでなく、食費、交通費、通信費、公共料金なども含めて予算を考えましょう。
 
 
通勤時間を確認する際は、百度地图または高德地图を利用できます。地図上の距離だけでなく、平日の通勤時間帯で検索するのがおすすめです。
 
 
 

中国ではどこで部屋を探す?

中国の賃貸物件は、次のような方法で探せます。
  • 不動産仲介会社
  • 長期賃貸会社
  • 大家との直接契約プラットフォーム
  • WeChatグループ
  • 日本人コミュニティ
  • 外国人コミュニティ
  • 大学や留学生のグループ
  • 現在の入居者からの契約引き継ぎ
 
仲介会社は、内見の手配や契約手続きをサポートしてくれますが、仲介手数料が必要になる場合があります。
 
Wellceeのような仲介手数料不要の賃貸プラットフォームでは、大家、現在の入居者、ルームメイト候補と直接連絡できます。中国語に慣れていない外国人にとって、国際的な利用環境があることもメリットです。
 
ただし、どのサービスを利用する場合でも、写真だけを見て保証金を送金してはいけません。実際に物件を確認し、相手の身元と賃貸権限を確認してから契約してください。
 
 

実際の物件と家賃を確認する

以下の物件一覧では、地域、部屋の広さ、地下鉄へのアクセス、住宅タイプ別に実際の募集物件を比較できます。
 

中国の主な賃貸住宅タイプ

整租:一戸または一室全体を借りる

整租は、アパート、マンション、ワンルームなどを一人または一世帯で借りる方法です。
 
プライバシーを確保しやすく、カップル、家族、長期滞在者に向いていますが、合租より家賃は高くなる傾向があります。
 

合租:シェアハウスまたはルームシェア

合租は、一つの住宅の中で個室を借り、キッチン、リビング、浴室などを他の入居者と共有する方法です。
 
入居前に次の点を確認しましょう。
  • 現在何人が住んでいるか
  • 男女共用か
  • 家賃と公共料金の分担方法
  • 掃除のルール
  • 来客や宿泊のルール
  • ペットや喫煙のルール
  • 大家が転貸を許可しているか
  • 自分も宿泊登記できるか
 
 
 
 
 
 

公寓:長期滞在型アパートメント

公寓は、家具付きアパートや賃貸会社が運営するサービスアパートメントを指すことがあります。
入居が簡単で管理サービスを利用できる一方、サービス料、管理費、清掃費、商業用の水道・電気料金が別に設定されていることがあります。
 

物件の内見で確認すべきこと

可能であれば、昼間に物件を見学してください。
 

室内で確認すること

  • 壁や天井の水漏れ
  • カビや害虫
  • 玄関と窓の鍵
  • お湯と水圧
  • 浴室やキッチンの排水
  • エアコンと暖房
  • 洗濯機、冷蔵庫、コンロ
  • 携帯電話の電波
  • インターネットの接続環境
 

建物と周辺環境

  • エレベーター
  • オートロックや警備
  • 荷物の受け取り場所
  • ごみの捨て方
  • 夜間の騒音
  • スーパーやコンビニ
  • 地下鉄駅までの実際の徒歩時間
  • 管理会社や管理人の対応
 
渡航前に契約する必要がある場合は、録画された動画だけでなく、リアルタイムのビデオ通話で部屋を確認してください。
 

大家と所有権を確認する

契約前に、次の資料を確認してください。
  • 大家の身分証明書
  • 不動産権利証
  • 賃貸権限を証明する書類
  • 契約者と送金先の名義
  • 外国人の宿泊登記への協力
 
現在の入居者から部屋を引き継ぐ「转租」の場合は、大家が転貸または契約譲渡を認めていることを確認しましょう。
 
次のような場合は、取引を中止することをおすすめします。
  • 内見前に保証金を要求する
  • 所有権資料を見せない
  • 関係のない第三者の口座へ送金させる
  • 相場より極端に安い
  • すぐに送金するよう強く求める
  • リアルタイムのビデオ内見を拒否する
 

中国語の賃貸契約書を確認する

契約書には、少なくとも次の内容を記載してください。
  • 物件の正確な住所
  • 契約期間
  • 月額家賃
  • 保証金
  • 家賃の支払い周期
  • 管理費と公共料金の負担者
  • 家具・家電の一覧
  • 修理責任
  • 中途解約の条件
  • 違約金
  • 保証金の返還期限
  • 保証金から控除できる費用
  • 外国人の宿泊登記への協力
  • 契約更新の条件
 
2025年に公布された中国の住宅賃貸規則では、保証金を受け取る場合、保証金の金額、返還時期、控除または返還しない条件を契約書に明記することが求められています。
 
理解できない中国語の契約書には署名しないでください。
 
特に、次の言葉に注意しましょう。
  • 自动续租:自動更新
  • 提前退租:契約期間前の退去
  • 违约金:違約金
  • 押金不退:保証金を返還しない
  • 转租:転貸
  • 维修责任:修理責任
 

保証金を守るために記録を残す

入居日に、部屋全体を写真と動画で記録してください。
 
特に次の部分を撮影します。
  • 傷や汚れ
  • 壁と床
  • 家具の破損
  • 家電の動作
  • 水道・電気・ガスのメーター
  • 鍵と入館カードの数
 
写真を大家へWeChatで送っておくと、入居前から存在していた傷や故障を証明しやすくなります。
 
契約書には、保証金の返還日、清掃費、通常使用による劣化、設備の修理、中途解約時の扱いを明確に記載しましょう。
 
 

外国人留学生が中国で住まいを探す場合

外国人留学生には、主に次の選択肢があります。
  • 大学の学生寮
  • 一人暮らし用アパート
  • 合租
  • 学生向けアパートメント
  • 入国直後の短期滞在施設
 
物件を探す前に、大学のキャンパス所在地を確認してください。同じ大学でも、キャンパスが複数の地域に分かれていることがあります。
 
また、夏休みや冬休みに帰国する可能性がある場合は、中途解約や転貸の条件も確認しておきましょう。
 
 
 
 
 
 

入居後の最初の一週間にすること

鍵を受け取った後は、次の手続きを進めます。
  1. メーターの数値を撮影する
  2. 家具と家電を確認する
  3. 鍵と入館カードを受け取る
  4. 大家と管理会社の連絡先を保存する
  5. 管理事務所へ入居者情報を登録する
  6. インターネットを手配する
  7. 外国人の宿泊登記を行う
  8. 契約書と支払い記録を保存する
 
中国到着後に必要な手続きは、以下の記事でまとめています。
 
 
 

日本人が中国で安全に部屋を借りるには

日本と中国では、賃貸住宅を探す基本的な流れは似ていますが、初期費用の構成、家賃の前払い、公共料金、外国人の宿泊登記、連絡・決済方法には違いがあります。
 
契約前に、次のポイントを確認しましょう。
  • 入居時に必要な合計金額
  • 大家の身元と所有権
  • 水道・電気料金の種類
  • 保証金の返還条件
  • 家具・家電の状態
  • 中途解約の条件
  • 外国人の宿泊登記が可能か
 
大家や現在の入居者と直接連絡し、従来型の仲介手数料を抑えたい場合は、Wellceeのような仲介手数料不要の賃貸プラットフォームを活用できます。
 
Wellceeでは、中国の賃貸物件、転貸、合租、ルームメイト募集などを検索し、投稿者と直接コミュニケーションできます。
 
ただし、直接契約であっても、所有権、契約書、物件の状態、宿泊登記の確認は省略しないでください。
 
事前に情報を集め、契約内容と支払い記録を保存することで、日本人も中国でより安全かつ効率的に住まいを探すことができます。